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仕上げるために
2012.05.14 Monday | category:-

飯嶋さんの「しだれ桜」が完成しました。早い時期に終えてホントによかった。このような季節物を長々と描くのは辛いからね。では、どうやって終えたか?というと、絵の下半分の描き込みによって出来上がったようなもの。最初は3本の幹が素直に真っすぐ、リズム感もあったものじゃなかった。
よく言われることだが、「桜とは幹にあり」 老木であればあるほどゴツゴツと関節にチカラがたまり有機的なラインがみとれる。それがないと桜にならないのだ。華やかだ、みごとだ、と感じるのも、幹と枝があってのこと。その対比によって素晴らしいと感じるものだ。絵を描くもの、見かけ・表面的なところに振り回されてはいけません。根源的なことはいつも気にすることだね。

続いて、野上さんの「通路」です。黒い点々がプリントされている紙を手に入れたとのこと。これを使ってチャチャッと仕上げる算段でした。当然点々が消えてしまっては元もこうもないからね。
奥に背中を向けた人がいて、手前に寝転がった犬。問題は、周りの単純な通路をいかにリズムを付けるかにあった。あまりにも単純だと強烈すぎて人も犬も無くなってしまう恐れがあるからだ。最終的に、壁に段差、赤いポール、青と赤の切り返しによってリズム感がでてきたように思います。
いずれも、仕上げるときの関所、関門、ハードル、乗り越えなければならないものがめいかくになってきました。仕上げは、基本に戻る。基本とは根源的なこと、描き手の動機だ。やっと、五月晴れ。いい季節になりました。ガンガン描きましょう!
連休も終わり・・・
2012.05.09 Wednesday | category:-

月曜日にあがった作品2点を紹介します。まず最初は、植田さんの静物画です。見下ろせば、テーブル上のレイアウトの面白さ。低い位置から見れば、シルエットの面白さです。この作品は後者ですね、鳥と水差しがスッと立ち上がってます。バックは、もうすこしおとなしくてもよかったかも。

有田さんの水彩画です。背景を描くのが解らないというので、今回はバックから描いてもらいました。あとからバックを描くとだいたい絵を壊します。基本は同時に描写です。遠くにしたければバックとの差がない色にする。出したければ違うく描く。周りを見ながら描くのです。途中まではうまくいってたのに、中を描き始めていつものドツボ。手助けしたらいいかんじでしょ? この感覚を早く覚えて欲しい。
連休も終わり、さー皆さん。ガンガン描きますよ! しかし天候不順ですね。また雷雨ですわ!(困)
我上陸於上海
2012.05.07 Monday | category:-
タイトルは、相当適当です。「初めての上海」てな感じです。アートフェアに参加のため上海に行ってきました。まだ会期中ですが、本日帰国しサガンです。
なにはともあれ、行って初めて分かることがいっぱい。行動することの大切さ、念じるは具体的に、そして実行! あらためて認識したところです。すぐに成果がでるものではありませんが、夏の美術館での展覧会・秋のアートフェアに続けて出品することが決まったので、今年の日程はすべて埋まりました。あとは淡々と制作するのみ!
大手の画廊は一壁に一点、贅沢に飾っていますが、僕らのブースは盛りだくさんです。でもね、お客さんはいろんなところで引っかかるので、ごった煮の方が動員力はあるんだと初めて分かった。しかし、作家はやはり一人で壁を占めたいものだね。ちなみに写真左下のコーナーが僕の作品です。
絞れば絞るほど面白い
2012.04.25 Wednesday | category:-

中森さんの最新作2点です。なんか、写真の色悪いですがオフホワイトの絵です。(色補正忘れ)いつものなんでもないものを絵にする作品です。モチーフ・題材がきれいである必要はない、絵がきれいであればいいのだ。絵にも描けない美しさとはよく言ったものだ。描かなくていいのさ。記憶にとどめるのだ。
さて、きれいな景色を見たときに、どうとらえるのか? いろんな要素が絡んでの美しさ、一発勝負的な美しさ、あり得ない驚き等いろいろある。絵を描くものは、何が自分を動かしたのか、どういうところがきにいったのか、具体的に考えなくてはいけない。なんとなくの鑑賞者ではダメなのです。それでは何も描けない。
絵を描くことは、優先順位を現すこと。総合的に現すことではない。ここを勘違いしてはいけないのだ。そこで、中森さんの絵は、いつもの通りつまんないモチーフ。でもそこには奥行きのある語らいが感じませんか? 絵とは、絞れば絞るほど面白いのです。
行動せよ
2012.04.23 Monday | category:-
月曜午後クラスの中村さん。台湾のスケッチ旅行から帰ってきたと思ったら、すぐさま上野は不忍の池へ出向いたらしい。この行動力、見事の一言、あっぱれ! さて、作品はというと、途中で雨が降って尻切れとんぼ状態で、今日作業継続。
スケッチって、現場で描けばカタチになるのに、アトリエで描くとイマイチなことが多い。現場には、「描くチカラ」がある。描く動機付けがみなぎり、写真に写る余計なものには目が行かない。描くべきものを描くという単純明快な作業が、簡単に出来るのだ。そう、実際に出向いてパレットを開くか、家の中で悶々としているかの違いである。
「空想にふけるな、行動せよ!」新緑に心動けば、この色はどうなってるのかと、絵を描けばいい。興味を持つ→描く→うまくいかない→どうすれば→何枚も描いて検討する こんなことをするかしないか。 そして、本当のところ、毎日どころか数年後に手応えがあったりする。新緑もまた1年後なのだ。チャンスをのがすな、行動せよ。
4月も半ば過ぎ・・・
2012.04.18 Wednesday | category:-
最初は、川内さんの新作です。なんの絵? ま、いいじゃないですか。ポピーの様なお花畑のイメージということにしましょう。今回は、絵の具をもるところと薄塗りのところのレイアウトを重点に制作しました。毎度のこと、描きすぎては剥離剤で戻す作業の果てに、いい感じで完成しました。透明感は、厚塗りよりキャンバス地が見えたほうがいいし、白を透明にするのも無理なので、こちらを厚塗り。これを、チャチャッとできたらいいね。

次に、しばらく休会していた森さん。以前描いていた作品を1年を経て完成です。揺らぐクラゲ、透明感も出てきました。なにより、絵の具をしっかりと置く感覚がわかってきたようです。ごつごつ絵の具を置いたって、色のトーンを合わせれば、軽やかさも表現できるのです。今後に期待!
昨日は、僕の仕事場の豊田、雷とともに大量の氷が降り、一面真っ白になりました。なんか、突風は吹くし、寒いし、天候が少々凶暴になってきたような気がします。みなさん、五月晴れまでじーとガマン。ご自愛下さいませ。まだ今年も始まったばかり! どんどん制作しましょうね
30号へのアプローチ
2012.04.16 Monday | category:-
微笑む女神を手放さない
2012.04.11 Wednesday | category:-

好調を維持している金子さん。仕上がる時間が、だんだん短くなってきました。これは、自らやるべきことがハッキリしてきた証です。いつもの背景の歪みも健在。他の方には出せない味となりつつあります。僕なんかは、間違いなく垂直なものは垂直に描いてしまうので、この時点で降参。この路線、まっしぐらに進めて欲しい。
路線が決まれば、あとは題材の供給です。いつも、「おっとこのタイミング」てな感じで、カシャ! 意識していないといい場面は、あっというまに遠ざかります。そして、自らに微笑む女神も何処かに行ってしまう。「そんなこといつも考えられない」という方はよく聞いて欲しい。絵を描く、モノづくりをする、もっといえば仕事をするとは、いつも考えているということ。夢に出るとは、そのようなことですよね。
モデル募集してます
2012.04.09 Monday | category:-
自分のスタイル
2012.04.04 Wednesday | category:-

このおとぎの国の様な絵は、神山さんの新作です。モチーフは、オランダの有名食器店で、どう絵にするかがポイントだった。まずは正面性を押し出して堂々と描いてみた。けっこう雰囲気が出てきて、窓辺にお遊びも入れる余裕ありです。
ほんとうに写真一枚から絵にするのは難しい。(すばらしい写真ならいいが)だから、対象をどう捉えるかがポイントだ。漠然と描いては、ただの旅行パンフレットになってしまうし、カタログ以下になりかねない。正直に言おう、描く動機に熱い思いもなければ、イマイチのときは、描く切り口に面白さを入れ込むしかない。それは、いつもの自分のスタイルのことかもしれない。自分の流儀を持っていれば、なんだって絵になる。
そう、神山さんも「店構え」を描いて、かれこれ数年は経っている。自分の流儀ができつつあるのではなかろうか。

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