今日の3点
- 2017.04.10 Monday
- 19:51
豊島さんが大阪時代のマンションからの眺めらしい。淀川かしらね。細かいところを一生懸命頑張ってましたよ。近景・遠景の違いも段々分かってきました。しかし、紅葉なのか川沿いの樹木の色が少々きついですね。青系の色味で仕上げているので、反対色はとても目立ってしまう。すごし、グレイを混ぜて彩度をおさえるべきだった。もうひとつ、紅葉と若葉の対比もきつい。だいたい、こんなに、若々しいいろじゃないだろ。コントラストは、自分絵の中で、一番の優先順位のところが高いところ。描きながら、どこが目立っているかな?と現状をてっくすること。さ、次の絵にいってみよう!
澤田さんのトウモロコシ。もちろんドライです。縁を塗り分けて、額縁効果ですかね?絵が引き締まります。ずんぐりとした本体から、バラバラと枯れ皮が放たれます。絵の狙いは、しっかりと押さえられています。ただのモチーフを、どう表現するか?どう料理するか?で、絵画となる。ここが楽しいところです。ただ描くなんて、つまらない。
白い幹と背景の紅葉のコラージュ作品は、鈴木さんです。シンボリックで大胆で、作画意識がどーんと一本通っています。なんて気持ち良い、ぶれがないとは作品になると言うことだ。描こうと思った動機を租借して、しっかり一本通す。これが絵を描くという事ね。桜は、まだまだ頑張ってます。散る桜もよし、葉桜もよし、どの時期も意識してこそ、絵になる。さあ、外に出て取材しよう。リアリティーが必要なのです。人の写真じゃダメだよ。
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