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パースについて

 

 新田さんの水彩画新作です。旅先の風景、自分の思い出を絵にすることは、表現としてリアリティーがある。なにより描く動機付けがあるよね。別に海外でなくていいから、ちょっとした近郊の旅。なんのことなく近所の風景を描くのもいい。しかし、描こうと思って旅をしなければ描けません。どうでもよい会話で終わり、美味しかったねで終わる旅に、自分なりの味付けをするのも楽しい。しかし、後で降って湧いたように絵は描けません。描くつもりでその景色を眺め、観察しなければ、記憶には残らない。あやふやなものでは絵は描けない。ちょっとした緊張感をもって旅をするのだ。なにげに楽しいものですよ。

 

 さて、パースが難しいと言う方がいます。そのポイントは、描き手・撮影者の目の高さです。地面は、右上がりで屋根は右下がりになってますよね。その間にはどんなものも水平なラインが存在して、その高さが目の高さとなる。もし、地面すれすれで眺めれば、地面と建物のラインは、水平になる。絵を見れば、観察者の高さがわかるのです。だいたい目の高さは屋根より地面に近いので、屋根の傾きより地面の方がゆるやかになります。よく屋根も地面も同じような角度の絵を見かけますが、不自然きわまりなく、作者が何も考えていないことがすぐわかる。

 

 この絵でいうと、遠くに地平線があります。そこから身長分高い位置で水平線を引くと、窓の高い位置になるので、脚立に登って眺めていることになる。このようなパースティクティブな絵を描くときは、思い切って水平線を描いてみることだ。



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| サカイトシノリ | 19:52 | comments(0) | - | pookmark |
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