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金子明作品について

 

 緊急事態宣言が延長になり、教室のお休みも5月いっぱい続くことになりました。そこで、ゲッスイメンバーに声をかけて、自宅制作の作品写真を送ってもらうことにしました。初回は、金子さん。20年前、彼がまだサリーマンだったころ「僕は絵描きで死ぬ」と宣言しました。当時は、笑い話で終わってたのですが、今や仕事前に制作。当然休日は制作。ほとんど日々制作の生活で、あながち「絵描きで死ぬ」もウソではなくなりつつあります。一作目は、ベットでタバコくゆらすオネーサン。最近の彼の作品では、「顔力」がほとばしり、すばらしいのです。残念ながら、その顔力を受けるものがないので、プロフェッショナルな世界まではいっていない。惜しいのです。これって、興味を顔以外に、周りがあっての顔だと意識すれば、一気に昇華することです。待ち遠しい。

 

 

 金子さん自身も、古キャンの色を塗りつぶさず、そこからイメージを広げることと発言しています。理解はしているのですが、興味が中のモデルさん。しつこさが違います。バックはぼかすにあらず、適当にあらず、外があってのモデルである。同じルールで手数を入れるのです。そして、51対49でモデルが輝く。株とおなじね。

 

 

 面白いよね? なんか変だものね。「変」のよさが、作者自身が理解していないのです。彼は、普通にやっているつもり。理性的に言えば、作者はカゲに興味を持ったはず。そのカゲの面白さを最大限にするためにはどうするかを考えただろうか?または、この場面でオネーサンの表情が輝いていたのだからどうするべきか? 要は、ひとつひとつ一生懸命描いても絵にならないと言うこと。自らの気持ちを整理し優先順位をつけなければ絵にならない。知的作業が必要です、健常者は。

 

 

 これは、結構優先順位を意識しているが、意識は真ん中→右→左なんだが、結果は左が偉そうにしている。これを、スバラシイ絵にするには、手・指先だけで、気持ちを表し、お互いの関係を表す。作者が興味のある顔は二の次だな。そして中心部集中している要素が、いかに絵の外側と繋がっているかが、観る側に安心して中に入っていける。真ん中だけだと、他者は入っていけないのです。

 

 

 彼のフェイスブックから、アトリエにて自作を並べているところ。すごいでしょ!パワーあるよね、描いている本人もパワーがあります。他者は居たたまれない。そんな外れが金子さんの魅力です。そして、どのような気持ちでこの写真を撮ったのか?加工したのか分からないのですが、これは面白い。よい絵の、ひとつの決まりです。

 

 

 簡単に言います。白黒にちかいモノクロームの中に、わずか色を入れると、一気にプロ仕様になります。笑。要は、説明せず、語らず、お任せというスタンスね。いいモノクロフィルムは、総天然色のように記憶するということね。ともかく、すごい制作量です。感心します。立派!昇華してください!



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