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絵は、その不要不急最たるもの

 

 よい天気が続いています。今は、海などへは行けませんが、潮風を感じたいですね。今日は、そんなテーマが多い、元船乗りの柳澤さん。今回送ってくれた画像は、直近のものではありませんが、作品の題材を求めて普通にスケッチをしています。この特別感がない普通に気張らず描いているのですが、これが「ものづくりの普通」であり本道であります。基本船が好きなので、そこにあれば描く。しかし、船って難しいのです。適当に描けばちゃちになるし、船の構造を知っているので説明もしたくなる。いままで、案外うまくいかないね。笑

 

 

 昔の職場時代の絵画同好会が、定期的にスケッチ会を催しているようで、飲み会半分のいい機会です。自分ひとりで行動するためには、展覧会の期日がない限り難しい。行った先で、かならず、ちょいスケッチができれば、旅も価値が増す。

 

 

 ちゃんと、1枚。2枚。描けば、宴会の酒もうまい。それは、個人的なひとりのいい時間を持ったから。ぺちゃくちゃおしゃべりで過ごしては、個人的密な時間は遠ざかる。絵は、個人の思考のたまものだ。

 

 

 海があれば、陸もある。生命の宿り方に、違いがあり、根が生えた世界は別ものだ。好きであり、知った世界の海とは違う真摯に向かう場所かも知れない。緑の多様性を探る気持ちが出る。観察は、制作の始まりだ。探る好奇心は、絵のテーマである。

 

 

 圧倒される巨木に出会えば、人はしばらく動けなくなり、長い時間佇みたくなる。やったことないけれど、その麓で一泊寝てみたい。朝目覚めとともに見上げる大木は、どのように感じるのだろう。そんな欲望が、絵のテーマになり、形態を追うのではなく、その感情を絵に込める。そんな作業が楽しい。

 

 

 これも、宴会スケッチだね。熱海のうまい魚に酒。加えて絵を描く作業っていいな。絵って、それだけでなく、いつも何かが関わっているんじゃないかな。美味かった、気持ちよかった、楽しかった、そんな感情が絵の要素だもの。

 

 今は、旅にも出られません。みんなとワイワイおしゃべりも出来ません。不要不急な事を遠ざけよというけれど、そうであればそうであるほど、不要不急なものの大切さを感じる。絵は、その不要不急最たるもの。でもね、この自粛期間に、その必要性をもし感じたのなら、大切に続けて欲しい。この不要なものの大切さを忘れないで欲しい。なければ相当つまんないからね。絵に限らず。



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