消して描く
- 2008.10.29 Wednesday
- 15:39
建築や土木用語に、「スクラップ&ビルド」という言葉がある。その意味に、再生・生き返り・輪廻転生の意味が込められているのであろう。絵を描く現場でも、そのことは、同じくいいあてられる。
「せっかくここまで描いてきたのに」と初心者はなおしたり壊したりすることに、臆病だ。それは、経験のなさでもあるのだが、ダメなものはダメと修正をかけると、大方はよくなる。早ければ早いほどいい、偽装隠しとおなじで、隠せば隠すほど悪くなる。
では、壊したり、修正したり、直したりするのがいいなら、最初からそのつもりで描いてもいいのでは? 実は、その手法はちゃんと存在する。一つの行為・アクションにもつながるやり方だ。コンセプトがしっかりしていれば、図柄は見えなくても絵になっていく。
さて、この絵は水曜夜クラスの笹川さん。紙のコラージュをしながら、絵の具をたらして、墨汁による線描で人物を描いている。それを何度も繰りかえしているので、いろいろな重なりが作業工程と時間を醸し出します。
写真を撮った時点は壊してつぶしたところ。さてどんな絵になるでしょう?
「せっかくここまで描いてきたのに」と初心者はなおしたり壊したりすることに、臆病だ。それは、経験のなさでもあるのだが、ダメなものはダメと修正をかけると、大方はよくなる。早ければ早いほどいい、偽装隠しとおなじで、隠せば隠すほど悪くなる。
では、壊したり、修正したり、直したりするのがいいなら、最初からそのつもりで描いてもいいのでは? 実は、その手法はちゃんと存在する。一つの行為・アクションにもつながるやり方だ。コンセプトがしっかりしていれば、図柄は見えなくても絵になっていく。
さて、この絵は水曜夜クラスの笹川さん。紙のコラージュをしながら、絵の具をたらして、墨汁による線描で人物を描いている。それを何度も繰りかえしているので、いろいろな重なりが作業工程と時間を醸し出します。
写真を撮った時点は壊してつぶしたところ。さてどんな絵になるでしょう?