二つ、三つ先をイメージする
- 2009.06.29 Monday
- 18:29
川内さんの新作が上がりました。万年雪か氷河か、そこで飲む冷たいワインはいかに?っていう絵ですね。気持ちのよい空気が感じられます。 (ホットワインもいいな)
青にこだわりがある川内さん、だんだんと青の幅が広がってきたようです。アクセントカラーのオレンジや赤がとても効果的に使われています。このような色はあとで入れては、浅はかな感じがするので、先のことを考えて事前にアクセントをいれておく。その色が消えかかるちょい前で、ちょうどいい加減になるものだ。
将棋でも、スポーツでも、先を読むというのがある。いつも2〜3のパターンをイメージしておかないとイザという時に話にならない。実は、絵を描く時もおなじことが言える。今日何をやっていいか判らない? それは出来上がっているか、先のイメージができないということ。
みんなヨクシタイ!と思って描くのだけれど、ヨクシタイというのは表層的な仕上げをすることが多い。これを続けると、だいたい絵がつぶれる。あせらず、現状はどうでもいいから、先にこうしたいから、今これを施しておく行為が大切だ。
二つ、三つ先をイメージする訓練をしましょう。作品作りに余裕がでますよ。そんなに頑張らなくていいことがわかります。