よい年を

  • 2011.12.28 Wednesday
  • 19:05

 さすがに、28日。お休みの方も多く、静かな水曜日でした。静かにしずかに、中森さんの鳥と椎茸が出来上がり、自宅へ旅立っていきました。いいんじゃない? 正月に絵を入れ替えよう。 新しい絵を飾ろう。気持ちをあらたに。 

 よい年をお迎えください。

月曜クラス最終日

  • 2011.12.26 Monday
  • 23:44

 皆さん、今年最後の教室。駆け込み、無理やり、たくさんの絵が仕上がりました。その中から、まずはサボテンと鳥の静物画を描いたのは、油絵二作目の植田さん 。絵の具の扱いも慣れたものって感じで、軽快に描きました。習得が早い! 来年は、ガンガン絵が出来上がるはず。


 神山さんの古民家の絵です。なかなかうまくいかず、しばらく放っておいた作品を、黒々固まりで表現してみた。重厚感がでて良くなりました。黒と赤いポストが合います。


 飯嶋さんの葉っぱの絵です。葉っぱを描くことは、バックを描くことにあり。だいぶ解ってきたようですね。絵は外を描けてなんぼのもの。


 何処かの料亭かしら? 中村さんの水彩です。ちょっと青がとんでいるけれど、雰囲気のある水彩画です。色を説明するにあらず、絵の中に溶け込むように。

 さて、中村さんのブログ。忘年会の事を書いていただきました。読んでみてね。


 今夜は、クロッキー会後に忘年会。有志が集まりました。ご苦労様でした。まったく帰ろうとしないおば様たち・・・。よい年をお迎えください。

上と下との呼応

  • 2011.12.21 Wednesday
  • 19:17

 ダーツ板を描き続けている山崎さん、今年もあとわずかのところで、いい作品を描き上げました。ヴィーナスの石膏を主役に、軸のしっかりとした作品になってます。 たぶん、ダーツ板のあたりが光っているので弱くなっているが、石膏を挟んで上としたが呼びかけ合っている。わかるかな?

 石膏像は細かいところは必要がない、まん中で大きな量・かたまりを表せばいい。それば他の部品との対比になっておもしろい。風景にしても静物にしても、そのモーチーフ自体が美しくなくてもいい。その組み合わせ、作者のスポットの当て方が大切である。優先順位一番・自分がスポットライトを当てたところは、最後まで忘れずに。途中ではしごを外したり取り換えたりしないでね。

 ともあれ、来年にむけたいい作品でよかった。次につながります。

赤と青

  • 2011.12.19 Monday
  • 22:06

 野上さん、 路地シリーズの作品があがりました。赤と青の構成で仕上げてあります。元の写真なりスケッチから離れてしまうと、自分のイメージが淡泊になってつまらなくなってしまう。この作品も、出だしのラディカルな感じから、途中の落ち込みを経て、最後に盛り返しました。

 このように、元のソースを無くしたときに、個人の力量が出るわけです。力量どうのこうのではなく、描き始めた動機を忘れるな、ということ。仕上げは、細かいことをするのではなく、最初の描き始めに戻る事かも知れない。

 まずは、来年に向けて、赤と青の絡み合いに期待するところです。

オーロラピンク

  • 2011.12.14 Wednesday
  • 16:10

 こちらも小品、澤田さんの青い静物画が出来上がりました。ブドウも青いビンも、そのまま描くとなかなか絵にならない。青でない色をどう入れ込んで、どう青の幅を広げるかにある。そして、あーだこーだしているうちに、絵の具箱のチューブが増えていく。

 絵の具は、それほどたくさん必要とはしません。しかし、基本色だけではどうしても出ない色はあるのは確か。最近の教室でブームなのがオーロラピンク、これで作る紫はとても明るくて気持ちよい。それに、黄色を混ぜればステキなオレンジ色ができる。絵の具箱にひとつあってもいい。

 ということで、いい作品が出来上がりました。今後の展開に期待します。

まさに絵の本質

  • 2011.12.12 Monday
  • 22:36

 旅から帰ってきました。平常のアトリエに戻るはずが、すでに師走の半ば、なんかそわそわします。嫌いな暮れ。なんかしなきゃと脅迫的な妄想が押し寄せます。そのような中、たんたんと制作を続けていた鈴木さんの白樺作品が上がりました。

 白い幹が密集し、前後左右に連なるパワーがあります。小さい作品ですが、無駄を省くことで、テーマが明確になって、力強い作品になってます。モチーフの全体ばかりでなく、このようにさらに近づく、ズームアップすることで、その本質を切り抜く事が出来る。

 これが、よく言う抽象性でもあろう。抽象とは切り抜きにほかならない。だから、元があるのだから、具象といってもいい。抽象的と言う言葉は、よく分からないと言う意味で使われているのではないだろうか。どうでもいい話だが・・・。
 

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