描き始めは、全体的な進み

  • 2013.04.24 Wednesday
  • 20:14
 

 田辺さんの人物水彩画です。サッと重なる心地よさ、水彩の真骨頂ですよね。あくまでも軽やかに、清々しく。このへんで、止めましょうとストップをかけると、だいたいよい作品になる。よく止め時が難しいとの発言があるが、描き始めは、全体的に仕事を進めるに対し、後半は具体的な箇所に執着することで、難しくなる。もっと言えば、執着することで同時進行できず、全体的なバランスを崩すのだ。よって、この段階で終わると、いたってよい作品になる。でも、いつまでもこの壁を越さないわけにいかない。意識して頑張ろうね。


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絵の具を置くことから始まる

  • 2013.04.22 Monday
  • 20:22

 高橋さん、3週目の描き始め。2回でここまで描くことは、タイヘンナ事なんだけれど、我がクラスのメンバーは、簡単に成し遂げてしまう。「色は、塗るのではなく置く」色を伸ばしているうちは、なんにも進歩がない。置くことで、作者の意志が入り、作者の思考が始まる。デッサンは大切だというが、デッサンとは考え方の集大成・結果ともいえる。考えのないところに、面白さも興味も湧かない。無理やりにでも考えろ。「わかんない」という前に、絵の具を置くのだ。そこから、なにかが始まる。

 そんなことが、スカートの色と模様で、惑わす。自分の色味に合ったスカート色はどんな色だろう?と考えることだ。それが、色を自分のものに出来る近道にもなる。隅々まで考えよう!(絵の具を置きながらね) 


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最後の詰め

  • 2013.04.17 Wednesday
  • 20:17

 完成ちょい前の、服部さん作品。南仏の風景画です。今日、何をしたかというと、木々に隠れていた建物をシッカリと描き直す。隠れているからといって、なおざりにすると、余計にイマイチを強調することになる。これで、最後は葉っぱを気持ち入れればオッケーだ。

 次ぎに、レンガ色にあった色調で統一された中で、赤い出窓が異常に目立ってしまう。これは、よくある赤を説明してしまった現象。赤に見えればいいので、量的に1/3の面積でいいし、グレーを混ぜてダルトーンにすればいい。

 このように、最後の詰めを修正する事が出来るのは、期日を意識した余裕のある日程管理にほかならない。こうやって、淡々と作品が揃ってくることは、気持ちの良いことですし、実力も一緒になって並走するようについてくるのだ。いいことです。 


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カタマリを描く

  • 2013.04.15 Monday
  • 20:28

 鈴木さんのコラージュ作品が出来上がりました。島を正面から捉えて軍艦の舳先ような感じですね。作者が、現地で感じたことを、大胆に表現していると思います。いい表現は、無駄を省いたシンプルなもの。じつに気持ちよい!

 島の頭に木々があるが、主題は島のかたまりなので、けして目立ってはいけない。空の水色との対比を少なくすることで、成りたっている。対比が少ないということは、色相差が少ない・明度差が少ない・彩度差が少ないということ。全ては対比、目につく・最初に目に飛び込んでくるということは、対比が大きいということだ。そこに、自分の意志が成りたつのです。絵は、自分の意志だ。なんとなくなんてありえない。


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気合いが入った

  • 2013.04.10 Wednesday
  • 20:01
 

 久し振りに、石塚さん。「赤い海」です。長く低迷していましたが、展覧会出品が決まって、ヤルキが出てきたんだな。気合いが入ったと本人が言っております。やはり、人間、モチベーションが必要なんです。こつこつと描きためて、いい作品が出来たら発表しようかな?なんて思ってる方は、一生描いていればいい。いい仕事は、締め切りがなければできない。(ほとんどは)

 その緊張感が、いま私たちの教室に充満している。もう一言付け加えよう。早めに終わらそうとして、頑張っている。ギリギリまでやった。とか、最後は徹夜で。とかは、その行為に満足すのであって、結果がいいのではない。展覧会は、過去のことであって、ほっかほっかの現在ではないのだ。そんな感覚を共有している集団。ステキだと思わないかい?


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月曜夜クラス

  • 2013.04.08 Monday
  • 20:13
 

 なんか忙しくて、作品写真を撮るのを忘れてしまいました。そこで、今夜のコスチュームモデルクラスの紹介です。一時期、会員数も減り気味だったのですが、ここにきて、一気に増えてきました。やはり、在る程度人数がいないと、活気も出ないし、他の作品も参考に出来ないので、イマイチになる。

 人物は難しいとか、やはり静物デッサンを経て人物画に進まなければならないとか、未経験者は考える。しかし、静物も人物も同じことで、自分が何を一番やりたいかが大切なことになる。長いこと描いていると、初日からチャッチャカと軽やかに描き始めるようになる。基礎的な考え方は、人物デッサンでもおなじことだ。究極の「ナマモノ」取り組みたければ、即始めるにかぎる。

 教室内は、鉛筆デッサン、油絵・アクリル画・水彩、好きな素材で取り組んでいる。この幅広さが、私たちの教室のよいところだろう。こころの底で、いつかは人物を描きたいと思っている方、さあ、始めようじゃありませんか!


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他の展覧会に行くことは

  • 2013.04.03 Wednesday
  • 19:16
 

 私たちの絵画教室アトリエサガンは、4つの教室から成り、それぞれが独立している。一つのアトリエを、4つの教室がシェアしているのだ。だから、アトリエサガン全体の展覧会というより、教室ごとの展覧会の方が自然だよね。

 「エクリュ展」は、火金曜日の齋藤クラスの展覧会。二年ぶり、同じく世田谷美術館のギャラリーで開催されます。ちょうど一週間後に始まります。お時間がある方は、是非見に行って欲しい。と、普通に書いてみたが、いろいろ解説しよう。

 私たち、サカイクラスも、この秋に「ゲッスイトリエンナーレ'13」を開催します。何度も言ってますが、展覧会とは、人に見てもらってなんぼのもの。努力して人を招待して集めるものです。何もしないで、人を集めるなんて勘違いしてはいけない。絶え間ない、営業努力が必要である。ここを避けて、「いい絵を描けばいい」なんて言ってるのは、とーしろ。

 人と人の関係、付き合い、義理、その上に、当然いい作品を展示することだ。グループ展に参加して、人集めをしない方は、参加しなくて結構。そういうことに逃げてはいけないのだ。そこで、「エクリュ展」同じ教室の方の展覧会。はっきり言おう、行くべきだ。そもそも、人の展覧会におじゃませず、私たちのところに来てくださいなんて、言えないでしょ?

 人の作品を買って、初めて、自分の作品が売れる。トップスター以外の我々は、お互い様のところをスルーしてはいけない。でしょ? だから、お時間がありましたらなんて言ったけれど、本当は行くべきです。そして、芳名帳に「サカイクラス・・・・」と堂々と書いてきたらいい。そんなものです。


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テーマを持つこと

  • 2013.04.01 Monday
  • 19:31

 野上さんの路地シリーズ、新作上がりました。黒い建物と白い建物に挟まれた「ピンクの希望」 さて、先には何が待ちかまえているのか? 想像をかき立てるような絵の仕組みを持たなければならない。この狭間に、最大の注意を払い、密度を高めることだ。その密度のウケが左右に存在することも必要。絵の中に、連絡をとり合う繋がりがあると、絵はとても大きく感じる。さあ、どんどん、制作を進めましょう。9月のゲッスイトリエンナーレでは、個展ブースで発表します。


 本当に、描くのが早くなった金子さん。淡々と描き進めると、いつのまにか仕上がっている。絵のテーマなる「ツボ」捕まえたようだ。金子ワールドになりうる「ツボ」、モチーフ集めから、楽しんでいるよね。自分のカメラまで入っている、鏡の面白さをうまくつかんでいます。さて、次は? 度肝を抜かすような次がこないかしら?
 


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