振りむく女

  • 2013.10.30 Wednesday
  • 18:53
 

 今日も忙しいアトリエ、またうっかりの撮影忘れだ。そんな時、ひょっこり夕方に現れる金子さん。いい時に来ました!そこで、途中作品をパチリ。知り合いのモデルになってくれる方を描き続けて、数年? うまくなってきたなぁ〜。首から肩にかけてなんて、いっぱしだ。手が描ければそうとういいんじゃない!というレベルまで来た。やはり、継続は力なりだね。

 
 最近、赤と黒をうまく使っている。色を抑えつつ、モデルの色気を出す作戦かな。今回の背景はあまり余計な物がないので、スンナリと出来上がる予感あり。色数が多ければ色味豊かか?という投げかけに答える作品です。赤の印象がいいよね。さてどう仕上がるか楽しみです。


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他の中の一点

  • 2013.10.28 Monday
  • 18:17

 12/4から個展を控えている神山さん。これから出品するラインナップを眺めて、精度を高めるべく、最後の調整をしているところです。この絵も、一度は仕上げたものですが、他の作品も含めて見直すと、気になるところがでて修正をしました。展覧会とは、多くの作品を並べて、在る印象を伝えるものとすると、一点一点が他の作品の中でどういう位置づけになるか? という見立てもできる。色味豊かな作品群を引き立てるために、地味なモノクロ作品を飾る方法もある。要は、全体でどう表現するかという考え方である。

 そんなこんなで、それぞれの作品を微調整するときに、うまくいったことを他の作品にも応用することを忘れてはいけない。(失敗したこともだが)モノづくりは、この経験の積み重ねの結果である。あーだこうだいろいろやった者が、その後、身をもって削ぐことが出来たとき、表現者としての快楽を得られる。それは、辛かったことを忘れてしまうほどの、グットな感覚。いいものだよな。


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対象物との語らい

  • 2013.10.23 Wednesday
  • 17:42
 

 鈴木さんの最新作・巨木シリーズから。ぞっくっとするような巨木の木肌、重なり合って成長するパワーを包み込む。そして、上へ上へと広がるのだ。そんな一点のテーマを、巨木を見上げて感じたわけです。そんなパッションを作品に仕上げる。そんな簡単な行動がとってもいいのだ。

 旅に出て、時間がないと適当な写真をパチリ。そんなイマイチの写真から作品作りをするのも大変で、無理があるのだ。その写真を撮る時に、この景色の意味・動機・強いパッションはなんだったのだろうか? 要は、思考なきところに、モチーフはないということだ。

 たとえば、時間不足でスケッチが出来なかったとしよう。ならば、3分とは言わない、1分、対峙する景色・モチーフとジーと会話をして欲しい。指やのぞき窓を使って構図をイメージする。何を強調したいんだろうかと自問する。脇役はなんだろう? 支配的な色は何色? その中のアクセントカラーは? それから、数枚写真を撮ったら、使える素材になると思いませんか? お喋りをしながらモチーフ捜しなんてできませんよ。



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残り90%を描く

  • 2013.10.21 Monday
  • 19:06

 山崎さんの百合が出来上がりました。花は、軽くて儚いもの、白く厚塗りしては、その花の印象とは、遠ざかってしまう。花を描くな、まわりを描け!と言えども、難しい。何度も言うことですが、花の面積は画面の中の10%ほどです。残りの9割を描かずして絵にはとうていならない。このことを、躊躇なく出来るようになったら一人前だ。

 さて、仕上げをどうしたかというと。一様な白い花に順番をつけること。白を綺麗に見せるには、白の量を少なくするに限る。なんでも、チラリと色気がなければいけないのよね。そんな操作を自由に操る楽しむことは、この上ない喜びにつながる。枚数をこなし、一枚一枚の経験を次ぎに繋げること。そんなに沢山覚えなきゃならないことはない。やらなければならないことは限られているのだ。 


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自らの表現へ

  • 2013.10.16 Wednesday
  • 20:12
 

 今日は、台風で時間がずれずれ。さらに雑用多し。昼クラスの作品写真を撮るのを忘れてしまった。で、夜クラスは始まったばかり、、、。いやいや、水彩を描いている田辺さん、あれれ?もう出来ているんじゃないの?と写真を撮る。大きく大胆に、人体の細かいところに気を取られずに、画面全体が色味豊かに構成されていた。

 色の発色がいいところで終われば、それが特徴となり、見せ所になる。このまま、人物のカタチを追えば、その色のみずみずしさは失われる。要は、自分の特徴は、何か? 見せ所はなにか? をシッカリ押さえているかどうかにある。モチーフには、(写真も含めて)いろいろな情報が入っている。その情報を作者は楽しんで料理をするのだ。ただ写すだけでは、つまらなくなるのも当然だよね。今、田辺さんは、その途上のまっただ中にいる。


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プラス、マイナス

  • 2013.10.14 Monday
  • 20:04
 

 暮れの個展に向けて、制作驀進中の神山さん。只今、スクラップ&ビルト中。もう出来上がるかなっという時期に、少々改造・大々的に見直す。そのようなことで飛躍的に作品がよくなることがある。作業が停滞すると、まずつまらなくなるのだ。いつも動いていることは、その作業跡が輝くのである。「立ち止まるな青年よ!」ではなく、オバサンもいっしょね。(笑)

 描く行為は、プラスの描き加えるとマイナスの取り省くの繰り返しである。プラスプラスで描いて行くと、どうしても潰れてしまい、息苦しい閉塞感たっぷりの絵になる。無駄を取り省き・鮮度を高めるためにもマイナスは必要。このプラスマイナスは、そのまま制作経験となり、今後の制作スピードが増すこと間違いありません。


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黒いシミーズの女

  • 2013.10.09 Wednesday
  • 19:02

 金子さんの人物画が出来上がりました。最近は、背景が思わしくないと、自分でまわりの環境を作りあげるようになってきた。さらに、お召し物も、自分の趣味を取り入れているのか、日々変わって行く。(笑)クラスの連中も、楽しみにのぞき込んでいるし、本人もまんざらではないようです。

 今回も、最終的に落ち着いたのは、黒系をベースに赤をアクセントカラーとしたこと。最近の色数を抑えた路線ですね。これも一つのモノクロ路線の範疇だ。無理せず色を抑えると、大人っぽいいい雰囲気の絵が出来上がる。あとは、フジタじゃないんだから、肌に汚し色を入れてメリハリをつけれるかにある。写真でも解るように、肌の部分がボーっとしているよね。これも、モデルに対する思いれのひとつだね。次へのハードルだ。


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さあ、始まり。再スタート

  • 2013.10.07 Monday
  • 21:17
 

 展覧会が終わったあと、僕の制作旅行で、お休みだったり自習だったりして、皆さんにご迷惑をおかけしました。今日から再スタートです。ゲッスイ展で少々疲弊した講師サカイは、パワフルに変貌し戻って参りました。さあ、ビシバシと自らの世界を作りあげようではありませんか!

 さて、月曜夜。モデルの最終日、水彩画とアクリル画を紹介します。最初は、田辺さん。実は、モデルは実の娘さん。母としては当然、綺麗に描いてあげたいもの。しかし、そううまくいかないもの。細かくなればなるほど汚れて行く、水彩とは気持ちが入れば入るほど、思いとは違う世界になっていく。そこで、二枚目は大きくあっさりと描く。いい感じに仕上がりました。


 次ぎに、原田さんのアクリル画。手際よくチャチャッと仕上がりました。そのスピード感が鮮度を上げます。いつもより明るい絵になりましたね。ピンクのアクセントカラーがポイントです。

 さあ、年末に向けて頑張りましょうね。



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