今日の教室から3点

  • 2014.09.29 Monday
  • 18:24

 神山さんの「残雪の街」がもう少しで出来上がります。石造りのの家が、雪の中でじーっと構えている。屋内と外気の違いを絵の中に表現したい。ただの雪景色の風景画ではもったいない。家の中の暖かさ安心感も感じる絵にしたいところだ。そんな安心感があってこそ、外で駆ける少女がいるのではないだろうか。 


 川内さんの抽象画です。さて、これからどうしたらいいか分からないと言っているが、ご覧の通り、おおかた出来上がっているのです。あと1割の仕事は、うす塗りの中に同色の絵の具を置いて力強くしたり、微妙な強弱を付けたり。大きな変化はいりませんよ。


 澤田さんの「貝殻とサボテン」制作続行中。汚れ系の彼女が、少々キレイ系の色を使い始めてる。これも、仕方がなく汚れていたのが、意志をもって絵の具を置き始めたからだ。絵の具は、置くものだとつくづく感じるね。


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KIAF出品

  • 2014.09.24 Wednesday
  • 22:14
 (画像うまくアップせず、、、)

  今日の水曜日。サカイはソウルのアートフェアに出品のため、自習とさせていただきました。ご迷惑をおかけ、申し訳ありません。

  広い会場をウロウロするだけでも疲れます。しかし、この大量の絵が質の良いものであれば、
結構何周もできるものです。実際、去年まで参加していた上海アートフェアより洗練されている。なぜそう感じたか?  アニメ、グラフィック的なものが少ないからだろうか。説明過多なものは、イヤになるものね。

  今日は、関係者へのプレビューでした。明日から、一般開放です。あの大量の絵の中で、僕の絵が出会いを作れるか、試される4日間が始まります。さて!

今日の人物クラスから

  • 2014.09.22 Monday
  • 18:32
 

 本日最終日、夜クラスの出席者から。まずは、植田さん。まじめに鉛筆デッサンをしていたが、どうもうまくいかない。そこで、練りゴムで描くように消すと、あ〜〜らまあ〜、いいじゃん! 描写は、プラストマイナスの狭間ですね。


 高橋さんのアクリル画。だんだん楽〜〜な気持ちで、絵の具を扱えるようになってきました。これから、次のステージに上がりますよ。


 かわいこちゃんに描きたくて、でもなんかうまくいかない霜鳥さん。まわりの色を入れ込んで汚れても、なじむ感覚が少し解ってきました。怖がらないこと。それを乗り越えなくちゃね。


 展覧会に向けて、小品制作に重点をおいている原田さん。ポスター紙を巧く使って、か〜るく描いています。いいね。


 いつもながらの細密性、佐藤さんの鉛筆デッサン。鉛筆は描いているうちに尖るでしょうと思っていた。ところが、佐藤さんの鉛筆は尖らして描くものでしょうに、僕は新鮮な驚きを感じています。


 えいっ!やぁ〜〜!の友澤さん。歩留まりは多々あるが、たまーに天才的なイッピンがでる。ゆっくりと、待ちましょう。


 青い水彩画は、田辺さん。バックを含めて、前後の強弱が出ています。出て入って、出て入って、前後のリズム感は至高のリズム。もっとよくなるね!


 長ーい夏休み明けの布施さん。二回でここまで描けました!くの字くの字の動きをつかんでますよ。よしよし!



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青空と...

  • 2014.09.17 Wednesday
  • 17:50

 粕谷さんの「福島三春の桜」が完成しました。ちょっと時季外れになりましたが、気持ちよく晴れ上がった青空としだれ桜の印象を一気に描きあげました。勢いを感じますよね! 桜は幹、ゴツゴツガクガクに特徴ありですが、ちゃーんと枝ぶりに入っています。青空と桜って、案外ダサくなりがちなのだけれど、勢いに勝るものなし。描きたいことをやり遂げた感じです。

 これから、秋。おなじように青空と紅葉の風景画を描くこともあろう、その時は、どのような青なのか、紅葉の赤と合う青はどんな色相なのか、吟味してほしい。スケッチ会に参加して思うことは、曇り空の時の方がいい絵が出来上がること。萌える赤は青空がなくても萌えます。一点豪華主義がいい絵の要素。青空が入れば、青と赤の対比がテーマになるのです。そこまで考えて、現場で製作する方は少数ってこと。なんでも考えあっての制作です。 


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今日の3点

  • 2014.09.15 Monday
  • 17:13

 今日の完成作品から。まずは、中村さんの「ホオズキ」水彩画です。だんだん色を重ねて着色することが出来るようになりました。これで、軽やかさの中に落ち着きのある彩りを表すことができます。怖がらず、もう一声重ねる。一度は失敗して暗くなるまでやってしまうことだ。それが経験となり、軽やかな表現になります。


 次ぎに、鎌田さんの「ガジュマルの木」です。根っこを介在して、上の広がりと大地のどっしり感の対比が面白い。葉っぱの空へ拡がる躍動感が出ています。しかしながら、作者はガジュマルに違う思いがあったようで、不満足。この経験、次回に繋げましょうね。


 最後は、柳澤さんの「天文台」です。新東京シリーズ、三鷹の天文台まで足をのばしました。今は使われていないものがたくさんあるらしく、緑に埋もれているとのこと。シンメトリーな世界に、ちょいとひねりを加えた構図です。正面から捉えることで物語を感じる、ひとつの例です。


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夏の現場仕事

  • 2014.09.10 Wednesday
  • 16:57
 

 今日は、天気もイマイチ。教室も静か。作品の写真を撮るのを忘れてしまいました。それではと、サカイのこの夏場壁画ペイントワーク月間の写真を3枚アップしました。いずれも神奈川県立こども医療センターです。

 最初は、新生児室。赤ちゃんが保育器内で集中医療。その赤ちゃんに届ける為に、搾乳する部屋です。せっぱ詰まった環境下、すこしでも安らぎと彩りを。


 二つ目は、肢体不自由児の病棟。簡単に排泄が出来なくなった子供たちに、トレーニングをするところ。不安な気持ちいっぱいの時、場末な部屋ではかわいそう。



 最後は、同じ病棟の中の処置室。治療をしたり、器具を装着したり、せっぱ詰まった状況もありましょう。何年も使えば汚れるし、クロスもボロボロ。それをアートワークとともに彩り環境へ。

 こういう仕事は、現場で考えないが基本です。アイディアを起こす時に、空間をイメージします。出来上がりを頭の中に映像として見る。絵を描く時の、完成後を映像としてイメージするのとおんなじ。決して、偶然だったり、行き当たりばったりなんてありっこありません。

 


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一番風呂は、僕です。

  • 2014.09.08 Monday
  • 17:49

 先週の9/4〜7、4日間、北海道の美幌に行ってきました。 そうです、昨日の夜まで北海道だったのです。今日は、身体も怠いし筋肉痛だし、さらに眠い。テキパキしない一日です。

 二年ほど前に、旭川の「北海道療育園」という重症心身障者施設の浴室天井を描きました。その流れで、姉妹施設の「美幌療育病院」の浴室に乗り込んだのです。現場は二ヶ所。一つ目は、寝たきりの方が多い病棟で、天井画。二つ目は、結構動ける方が多い病棟で、壁画。それぞれ、二日づつの制作時間しかありません。がんばりました!

 こうやって絵が入ると、以前はどれほど殺風景だったかを思い出すことが出来ません。利用者さんは、お風呂が大好き。一日の中で大イベントです。今回の動ける方が多い病棟は、初めての経験ですが、見学?監督?よく分かりませんが、僕らの制作現場を盛り上げてくれます。それはそれは、明日の一番風呂を楽しみにしている様子。

 浴室天井画プロジェクトは、一に利用者さんのために。二に働いているスタッフのために。三に利用者さんの父兄のために。と思っていましたが、初めて利用者さんの反応に接し、とっても嬉しくやりがいを感じたのです。眠気も疲れも吹っ飛びます!



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構想を練る

  • 2014.09.03 Wednesday
  • 19:28

 山崎さんの「ピエロ」が出来上がりました。最初から最後まで、右寄りの構図をどうバランスよくするかにありました。最終的にはピエロの足下をバックに溶け込ませて中央に重心をもってきたのです。さらに、鳥の足下に折り紙の正方形があってもよかった。たぶんもっとバランスがよくなるだろう。

 僕の経験では、どうもうまくいかない時に、何かをとり省けるものがあれば、そのほうがよい。何かを加えて、なんとかする場合は、ベストと言うよりベターだ。仕上げるまでの間右往左往するのだけれども、事前にイメージしておけば、その右往左往もより結果が良くなると言うものだ。構想を練る、エスキースの奨めだね。


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もやる秩父の村

  • 2014.09.01 Monday
  • 17:36

 中村さんの「もやる秩父の村」が出来上がりました。ガスった遠景、グレーの空と山が溶け合う。中景に広々とした空間。そして近景にお花畑。その三つを微妙に色彩を変える。そのような意識をもって絵は完成するのだ。ただ、そこの色をもってきて塗っていたのでは、みんなおんなじになってしまい、絵の意図がなくなってしまう。

 どうしてここを描こうとしたのか? どのようなところに興味をもったのか? なにが一番目についたのか? それはなにと対になり関係をもってたのか? このようなことを描くまえ、制作中、いつも自らに問答 する。このことが、芯の入ったパンチのある絵につながる。それが絵だ。


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