毎日一枚

  • 2015.01.28 Wednesday
  • 17:03

 写真は海田さんの一週間のトレーニング、毎日一枚を年明けから始めたのだ。 我がクラスのメンバーは、他にも日々の制作を始めているようだ。日々の積み重ねは、裏切られない。間違いなく今後の肥しとなり、大きな成果があるだろう。楽しみだね。せっかく意欲をもって始めたのだから、こちらも受けて立とうと思う。

 今話題のテニスの錦織選手も、子供の時のトレーニングは、相手コートに入れることを考えずに思いっきり打ち返す練習をしたそうです。入れる練習・フォームがためをした選手は、ハードヒッターになれず、まずトッププロにはなれない。

 絵も産毛を触るような描き方で始めると、パンチのある絵は描くことは出来ない。海田さんには、この2ヶ月間に黒くすること、絵の具をタップリ置くことを怖がらないようになることを求めています。そんなにやって!!!と、ビックリさせて欲しい。

 経験がないからコワイ。ならば経験を積む為には、やり過ぎるぐらい描き、とり過ぎるぐらい消す、その繰り返しをどれほど多くやれるかにある。だから、やんちゃな、見る前に飛べるような方は、その進捗状況が大きく違いが出る。黒い汚い絵を、いろいろなイメージを持って描くことだ。それをやらないと、魅力的な「軽やかな絵」は描けません。


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「何気ない日常」

  • 2015.01.26 Monday
  • 17:48

 「何気ない日常」、洗面所の三部作。 最終作?出来上がりました。描く対象がシンプルになると、絵の構成も難易度があがる。スキッとした緊張感は、おしゃべりが少ない時に生まれるのだ。取り繕わない姿勢、何度もモチーフを増やしてバランスを取ろうとするも留まるガンバリ、そんなことが絵のレベルを上げていく。

 会社行って、満員電車に揉まれ、アルコールを浴びて帰る。そんな生活での「何気ない日常」って何なの? となるが、主婦の一日には、その「何気ない日常」があるだろうよ。と言ったら怒られるかな? そんな日々を見方を変えれば絵になる絵画って、面白いよね。旅に出なくても、モチーフはころがっています。各々の意識の問題だ。


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NY タイムズスクエア

  • 2015.01.21 Wednesday
  • 18:03

  林さんの水彩画です。というか、手彩色の版画です。昨年末に鉛筆下書きが終わったのですが、このまま色を入れて失敗するのもかわいそう。実物はB3、それをデジカメで写真を撮り、A3大に加工してデータを渡しました。会社のコピー機で水彩紙を手差し印刷すれば、何枚も練習できる。そして、それが版画にもなるということ。

 ニューヨークのタイムズスクエア。中心に色が入り、下のほうが白黒のまま。なんかカッコウがいいよね。ワンポイントに色を入れて、シャシャッと描いた感じに好感が持たれる。実は、印刷をカラーでやったらしく、微妙に色が入っていて、その部分が水をはじくき、彩色ができない。それで、ワンポイントの彩色となった。

 失敗も経験。こんな感じもいいねと自ら理解してくれれば、結果大成功だね。


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新宿大ガード

  • 2015.01.19 Monday
  • 18:12
 

 柳澤さんの「新宿大ガード」がもうすぐ出来上がります。線路を挟んで近代的な西新宿と雑多な東口の対比が、大胆な構図で描かれています。あとは、背景のビル群の整理整頓。コントラストを落として遠景のビル群と手前の雑居ビルのグループ分けが必要だ。

 この作品は、10号を横に繋げた、超ワイドなシネマスコープだ。最初からこの矩形を使って描こうとしたわけではない。スケッチや写真をもとにトリミングをして検討した結果の作業です。これをエスキースという。作画方針をもった意志のある作業だ。制作中の迷いも殆どなく早い仕上がりとなる。いい作品だね。


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ペイニズグレー

  • 2015.01.14 Wednesday
  • 17:55

 田辺さんのグレー調子の絵です。水彩の初心者には、いつも青紫の濃淡を最初につけてカタチを取り、その後固有色を重ねるように指導しています。影の色が自然で、馴染むし、一気に上達した風になる。そんな中、田辺さんとペイニズグレーの話になった。ベースに使うのが英国水彩の常套手段らしい。僕自身も使ったことが無かったのですが、彼女が買ってきて試し使いです。

 なるほど、上品な色だ。すこし青みが入ったグレーだ。これを下地に使えば落ち着いたクラシックな世界が出るのが想像できる。しばらく使用感がどのようだか眺めていよう。


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霧にむせぶ

  • 2015.01.12 Monday
  • 16:16
 

 今日の永井さん。結構長いこと描いている作品なのですが、あーだこーだしているうちに、イマイチと判断。つぶしにかかりました。結果は、何度かのスクラップ&ビルトを繰り返す作画方法を体験することになった。もしかしたら、この後の自作の特徴になるかも知れません。5消して3戻す。次ぎに3消して1戻す。徐々に、作品の全貌が醸し出されます。だいたい、クッキリ描かなければならないという決まりはないのだ。ひとつのルールに則れば、ボケタ絵はいい味わいになる。楽しみですね。


 そして、「地上の大気」を連作している飯嶋さん。今日は、小品4点仕上がりました。水でもない、陸地でもない、ちょい上の気流。早かったり淀んだり、水分があったり乾いていたり。試行錯誤がだんだんといい形になってきました。さあ、地上1メートル以内の世界を、展開してもらいましょう。こちらも楽しみね。どちらも霧にむせぶ作品でした。


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自らのイメージ

  • 2015.01.07 Wednesday
  • 18:19

 ふたたび寒波到来の今日、鈴木さんの爽やかな秋晴れ作品が出来上がりました。 旅先の記録がひと季節を越えて作品になっていく。だから、この冬の記録・記憶も後ほどにカタチになることでしょう。このように制作のリズムを手に入れることは、継続の積み重ねそのものだ。見習うべきところだね。

 ナイキの靴の性能がどれほどスゴイとか、アップルのコンピュータがどれほど速いとかを、かの会社は説明しないし、コマーシャルに性能数値は入れない。この製品を手にすることで幸せ度がアップする等の背景イメージを大切にする。絵も技術度や精密度をアピールしては、その絵に幸せ度は伴わないだろう。自分の絵に、度のようなイメージを取り込むかは、作り手の努力でしか成し遂げられない。人さまが幸運にも、夢のようないいイメージをつけてくれることを望んでも徒労である。

 行動しよう。自らのイメージを作りあげる。そのことが創造性というものだ。プロもアマも関係ありません。それがモノ作りそのもだから。


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あけおめ

  • 2015.01.05 Monday
  • 17:42
 

 あけましておめでとうございます。サガンは、本日より開講です。気持ちも新たにがんばろうね。今日は、もうちょっとで仕上がる作品を2点紹介します。まずは、清々しい静物画は藤山さん。青と白の世界に、バランスよくモチーフが存在しています。シンプルで奥深いとはこういう作品だ。透明なビンがいい役割をはたしているね。次回、乾いた画面にグレージング処理をして調整です。


 ちょっと光っちゃったけれど、砂浜にほら貝。澤田さんの作品です。自宅から描きたいとほら貝を持ってきたのですが、ビンや果物と組み合わせた静物画は、いまいちリアリティーに欠けた。ウソ臭いのだ。ならばと、まわりを砂浜にして、ひとつ佇む世界を作りあげたのである。絵は、まわりで活かされることを実感するね。彼女は、いま「ひとつが佇む」シリーズを続行中だ。シンプル構図は力強いのさ。

 「継続は力なり」言うのは簡単だがタイヘン。しかし、表現する現場では、これ以外の言葉はない。まさしく一里塚・一丁目一番地だ。実行のみ。描くことは考えること。行動の無い空想は無意味だ。そして、考えの無い行動も無意味。描くことと考えることは表裏一体である。また1年、これから春になり、猛暑がきて、爽やかな秋。あっという間の1年が始まる。自身の描画行動を積み重ねよう。その経験はパワーである。がんばるべ!!!


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