野上さんの「ガード下の路地」が出来上がりました。屋根付きの路地、そして鋭角な建物、奇妙な空間に作者が足を止めました。出先で、妙なものに出くわした時、とっさに絵になるか?ならぬか? 絵にできるか? を考える。そんな行動が絵を描いている者の姿だ。お友達とおしゃべりに夢中になって、自分のモチーフを知らんぷりでは情けない。ちょっと30秒時間をもらおう。考えるのだ。写真も撮ろう。1枚じゃないよ最低でも4〜5枚ね。近ずいたり、角度を変えたり。たいした時間じゃない。そんな行動ができれば創造者の端くれだ。
石塚さんのコラージュ最新作です。いまいちの作品を復活させました。青、グリーンの地にモチーフがあっても絵の広がりはなく、趣味っぽい仕事になる。趣味っぽくなくなることは、周りへの気配り・四隅の緊張感だ。それを意識することで絵らしくなる。
次に、制作を進めると、白いところが無くなっていく。なにか色を置かなくてはと、当てずっぽうに埋めていく。でもね、白も色なんだよ。白があるから軽やかな色が映えるのだ。そして黒や灰色もね。色ばかりになって華やかかというと、過食気味であり、色を大切に扱っていない。今回の作品のテーマカラーが一段と輝くようにしてあげなくちゃね。
アッツイ日が続きます。みんな茹であがった状態でアトリエ到着。しんどいけど、みんな頑張ってるよ!