今日は、先週ポーズが終わったヌード人物画クラスの作品から紹介します。まずは、佐藤さん。後ろ斜め、近いところからの描写。めちゃくちゃ難しい場所です。投げ出した足が遠くに行かない、足の寸法比が難しいところです。でも、手なしの胴体、しっかり描き上げました。おみごと!
永吉さんのパステル画。L字の構図ゆえ、どうしても隅っこに寄ってしまう。そこで、おしりの下の緑を弱めて、顔の前の黄色を強くして右側に趣をつけると、まあまあ、いい感じ。
小松さん、しつこく手と足を描写。いいトレーニングになりましたね。描いては、黒く潰れて、ネリゴムで掘り起こす。ハーフトーンを大切に!!!
松原さんの1日ポーズ制作。ちょっと汚れ系だけれど統一感があるからオッケー。このL字構図も、顔の前の空間に色の価値を加えるとよい。
塚本さん、鉛筆デッサン。なかなか濃くすることが出来ないタイプ。ちょっとづつ鉛筆を加えるので、なかなか進まない。描きすぎる、濃すぎるぐらい描いて、ネリゴムで明るくしすぎるぐらい取る。その繰り返しが、経験になり、自信をもって明暗の調子を捕まえることが出来る。期待してますぞ。
線の出入り、抑揚、有機的な線を描けるようになってきました布施さん。いい感じのデッサンです。
写真がテカってしまい申し訳ない。この力強いデッサンは、西川さん。ガリガリ黒々と描くタイプは、上達が早いのです。安心して見てられます。ここも難しい場所です、頑張った!
柔らかく、清らかに水彩を描いたのは、田辺さん。最近、背景から描き進めることを覚え、仕事が早くなりました。水彩の場合、早くなるということは、色が濁らないということ。いいね!
ジムダインに魅せられて、エスキースが続いている植田さん。産みの苦しみ続行中だけど、この経験が、どこかにアッサリスペースを作り出して、ピタッと納まるのです。待ちましょう、ひかりかがやく作品を。