分からないだろうな、、、、。
- 2018.07.30 Monday
- 19:00
澤田さんの新作、横長キャンバスに勢揃いする器物。こういう理性的な絵は、難易度が高いので、ここまで3ヶ月の時間がかかりました。一つ一つ描いても繋がらず絵になりません。背景との溶け込み具合、コントラスト、前後の動きが絵の要になる。手のひらが、裏になったり、表になったりしながら、絵のリズムを作っていくのだ。ただの形・フォルムは絵の入口、そこから周りとの出し入れが始まると、絵は知的に動き出します。分からないだろうな、、、、。
次は、石塚さん。どうして完成したか、自分でも分かっていないと思う。制作を続けていくうちに、ボケボケのどんよりとした絵になってしまった。(よくあること)そこで、皆さんは、とんでもないことを始めて、まったく新しい絵を一から始める。で、いつまでも終わらないことになり、イヤになって捨てるのだ。絵は、今ある状況を、どう生かすか?にある。今ある絵とどう会話ができるかにあります。白っぽい色があるのなら、その色を少々復活させること。黒っぽい色があれば、それも少々復活させる。その新鮮な色は、あやふやな色もを繋がりとして成り立たせる。次の一手は、特別な色や形ではない。次の一手、仕上げの一手は、絵の中に答えがある。分からないだろうな、、、、。
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