Page: 2/105  << >>
春を前に、雪の日

 

 今日は、雪まじりの冷たい一日でした。しかし、桜も開花したことですから、間違いなく春は間近ですよね。そんな春のような作品を石塚さんが作りました。仕上げになって、もう少し派手にしたいと言うのでヒントを伝えました。派手とは目立つことです。目立つとは、コントラストが大きいこと。そのコントラストの一番が明暗対比、明るいくらいの差が大きいこと。次に、色相差が大きいこと、その際たるものは補色対比です。そして、彩度対比は彩度の高い色と鈍い色の組み合わせです。要は、派手なものばかり集めても、それほど派手にはならないということ。すべては、対比があって存在する。

 そして、どうしたかというと、赤主体の絵に、小さい黄緑の紙をちりばめました。りっぱなアクセントカラーですね。よしよし、春よこい!

 

 

 そして、葉っぱと天気をモチーフにしている海田さん。今日は、何を描くの?とたずねると「春よこい!はるよこい!」とつまらない冬空の写真をもってきた。常々、リアリティーのある、現場感のある絵を描くように言っているのに、この様かいな!と。今日は、どういう日ですか? 教室まで来るのに、特別なことがなかったのか? そうです、でっかい雪がボタボタ降っています。そして、教室の前の明治通りでは、しだれ桜。ここで描かなくてどうすのかと、外に観察に行ってもらいました。

 もう一つのアドバイスは、先にマスキングテープをちぎって貼っておくこと。これで、安心して雪の表現になります。題して、「春よこい、春よこい、淡雪きた」でした。その日のリアルな感覚を大切にね。



※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 18:46 | comments(0) | - | pookmark |
今日の2点

 

 山嵜さんの新作です。バーツ板のある静物画を長いこと描いてきたのですが、先の松濤美術館公募展以来、窓がモチーフに加わったようです。窓・ドアは、こちらの世界とあちらの世界の境界です。その狭間により真逆な世界が展開する面白さがあります。モチーフとは、そのもの自体の意味もありますが、その存在により哲学的な意味も含んでいます。ただ描くか、その奥行きを描くのか、絵の出来は、その作者の意識による。

 外は、丘陵・お花畑に気持ちよく晴れた空には、熱気球。爽快に広がる世界に対して、室内には暗がりの中に動けないダーツ板に囲われた人形。自分の殻を破り、外に行きたいという願望、そんな絵だよね。絵には、物語もあれば、考えさせられることもある。対比は、優れたテーマになり得る。

 

 

 川内さんのサムホールの2点連作出来上がりました。「ネコがいる青い空間」ってとこかな。背景の美しさとネコを感じる絵を目指しました。けしてネコを説明しないことを心がける、チョットした形態で、見る側は想像するものだ。なんかじゃれているよねって感じます。ネコが好きなんだから、自分の絵として描けばいい。



※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 20:03 | comments(0) | - | pookmark |
上面は明るく・立て面は暗く

 

 今日は、中西さんの水彩画一点。よたよたになったデルフィニウムがなんとか描けそうなので、モチーフに決めた。さて、何をそえるか??? たまにはカワイイ系のを入れようとクマのぬいぐるみに色地の敷物。最初の指示は、できるだけ周りに手を入れるように、だったのだけれど。。。床面が暗くなってはいけません。今日は、上面は明るく・立て面は暗く、という基本の勉強です。いい紙を使っているので、拭けば明るくなる。まずは床面を明るくです。次にクマさんの胴体と植木鉢を暗めにします。モチーフの色をそのまま塗ると間違いなく明暗の関係を崩す。ここは、「明るい面よ」と意識して色を置くのだ。置く意識が、色の選別を高めます。塗ると思った時点で、何も考えていない事が多い。色は、重ねたり混ぜたりしれば、元の色より必ず暗くなる。だから、水彩も暗いところから描き進め重ねることで、色味を増やしながら暗い調子をつくるのです。一歩一歩、勉強。よくなってるよ!



※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 18:56 | comments(0) | - | pookmark |
地塗り

 

 柳澤さんの山の絵、途中段階。山の絵は、山の専門家から言わせると、形が違うの、この沢は違うの、頂上はここじゃないよ、と何かとうるさい。それでか、描く方も、しっかりとスケッチや写真を確認することになる。確認ならいいのだけれど、ただただ、写す作業になると、全体のバランスを崩し、表現とは遠いものになってしまうことが多い。そこで、モチーフや写真は描き写すのではなく、いただくものである。野菜や肉のような材料だ。だから、どう料理するかが表現となる。

 

 さて、この作品は、古キャンバスの再利用で、セピア系の絵の具で塗りつぶされていた。要は、淡いセピアの地塗りの処理が成されていたのである。木製のパレットがどうしてオーカー系の色になったか?というと、昔はオーカー系の地塗りをしていたから。その中に入れる絵の具を調色するには、キャンバスの地の色と同じ方がやりやすいから。現在は、キャンバスもよく出来ていて、白い地から描き始めることが多い。で、白いペーパーパレットも理に適うのです。僕は、昔、ガラスのパレットを使っていて、下に色紙入れて調色をしていました。

 

 地塗りの色は、全体の基調色になります。同じ色も、地の色が違えば見え方も変わります。描き始めがいい絵だねと言われるのは、全体に、その基調色が点在し統一感が出ているからが、さらに、最初は発色がいいので輝きが増すのだ。で、この絵にもどると、山の説明に走ったために、山だけが背景の地塗りが消えてしまった。全体の統一感が主役の山で壊しているのです。やはり、全体的に同時進行が大切だね。せっかくの地塗り、有効に使わなければもったいないですね。



※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 18:55 | comments(0) | - | pookmark |
今日の二点

 

 金子さんの「本を読む女性」仕上がりました。体操でV字バランスてのがあるけれど、足下を支点にして椅子の背もたれと、頭部と本の空間で、微妙に3点バランスが成り立ってます。絵を描く上で、どこを一番、次は何処と、優先順位をしっかり意識しないとこのようなバランスは成立しません。当然、頭部が一番なのですが、背もたれが切れているので本も切る、両股さきの中で頭の前空間がいい感じに引き立ちます。さらに、背後のブラインドがさりげなく効果を高めています。左上の空間は、もう少し強くてもだいじょうぶだね。

 

 中西さんの水彩画、少しずつ淡くなってきました。べつに清楚に描くのが水彩ではないのですが、あまりにも色の対比が目立ってしまい、主役がいまいちの存在になってないけません。どの場合も、意志をもって主役を引き立てること。周りは、そのために、一生懸命関係を取り持つ。周りがあって作品が成り立ちます。
 しばらく温かかったので、今日から寒の戻りはきついですね。少しづつ寒暖の繰り返しで春が来ます。もうちょい、本気の春!がんばんべ!!!


※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 20:18 | comments(0) | - | pookmark |
奥深く色が広がる茶畑

 

 今日の一点は、松井さんの「スリランカの茶畑」です。いい絵ですね、一気にワンランク上の世界に駆け上がりました。元になった、写真は緑一色の茶畑です。今回は、この緑をどう表現するかを課題にしました。写真の緑を説明すれば、全くのつまらない絵になります。それは、表現ではなく、ただの説明描写です。遠くの緑、手前の緑。日なたの緑、日陰の緑。上面の緑、立て面の緑。低木の緑、樹木の緑。みんなそれぞれの表情がありますよね。みんな同じ緑という思い込みから、ぜんぶ違う緑だというように考えることができるようになったということです。

 

 緑のラインナップには、厳密にいうと緑でない色もあります。そのすべてで緑を表現する色の集まりをドミナントカラーといいます。ドミソ〜〜♪という和音みたいなもの。というか、ドミナントはもともと音楽用語ですね。色の広がりは、ドミナントにありです!



※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 19:56 | comments(0) | - | pookmark |
人物クラスから

 

 何枚かたまった人物クラスから紹介します。まずは、田辺さん。美しい水彩画ができました。最近は背景との関係がうまくいくようになってきたこと。よいですね!
 小松さん、試行錯誤、いろいろ試してますよ。強調するところはどこか?を意識して描くトレーニングです。
 なにかトラブルがあったようで、鼻息荒く爆発的に描写してました永吉さん。これも、またよしね。白黒は、普段の様子(笑)
 パワフルな西川さんのデッサン。時間もかからず仕上げてます、もう2枚描くの普通になってます。これから楽しみね!
 頭小さいかしら?いつも足が大きいのと、、悩む布施さん。いえいえ、ただ上の方を描いていないだけ、基本は同時進行です!


※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 20:14 | comments(0) | - | pookmark |
竜宮の牛骨

 

 柳澤さんの牛骨シリーズ、浦島太郎編完成です。最初は、どうなることかと思いましたがまとまりましたね。まずは、亀の位置と方向で、牛骨の方向に向いていないといけません。そして、主役の牛骨を大きくする。亀は最後に青のグレージングで弱めます。作者にも言いましたが、今の大河ドラマ「西郷どん」オープニングで亀が出てきて、海の中に海上の太陽が燦々と降る光景があります。この絵と同じ状況で、全てに青がつながる調和、とても参考になりました。さて、牛骨は次にどこにいくのでしょうか? 続きはあるのか?



※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 18:54 | comments(0) | - | pookmark |
今日の3点

 

 澤田さんの最新作。日高市の巾着田に曼珠沙華の群生地があります。はじめて、彼岸花と曼珠沙華は違うものと知りました。天皇ご一行がそこを訪れたとき、同じ日に澤田さんも居たとのこと。一面極彩色の赤、赤、赤。それはそれはみごとな景色で、たくさんのゴスロリのオネーサンが撮影会をやっています。曼珠沙華と相性がよいようです。で、その華やかさを表現できたかな? わ〜〜赤〜〜〜って絵になれば成功! どうぞ、みなさんも来年の秋、是非行って下さいませ。

 

 

 そして、真逆の清々しい高原の絵は、越知さんです。山羊が草を食み、佇む。上空は青白い世界が広がります。山の距離感は、キレイな空気の表れでしょう。遠景、近景、手前の広がり、いい構図です。絵の要素をしっかりおさえていますね。この調子で頑張って!

 

 

 青い抽象画は森さん。部分だけでは絵にならず、形態のリズム・ルールに繋がりがなければ、絵が成立しません。まずは、自分の絵を鳥瞰のごとく全体のバランスを把握することだ。一カ所修正すれば、直ちに、最低でも二カ所の修正を要します。絵は止まっては死んでしまう。スクラップ&ビルト。絶えず蠢き、形が段々と醸し出す。体力のいる仕事よね。



※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 19:05 | comments(0) | - | pookmark |
今日の三点。

 

 山嵜さんのコスモスが、やっと完成です。最後に、グレージングで調整して花の強弱をつける。花びらにも周りの色を出し入れするとなじむ。花ばかり描いて、半年。周りを描かないと絵が終わらないと学習。その学習の蓄積(忘れないで、次の仕事に役立たせる。その経験をもとに次のアレンジを試す。)が絵を描くことです。

 

 

 絵が少々光っちゃいました、神山さんのバンビが終了。描き始めのディズニー風の世界をどうするの?てな感じで、しばらく悶々と時間がかかってしまいましたね。雪解けの春をイメージして、何とか絵になったかな。ただ、バンビがいて絵になるのならいいけれど、そうはいかないよね。しかし、雪解けの時期にバンビがいるのか?と言われても確信がもてない。多分いないか、、、。

ま、そういうわけで、背景があって絵が出来上がるということです。最近は、このことで一色ですが、耳にタコができるまで言い続けよう。
 参考までにということで、紹介します。描き始めの天才の声高き柳澤さん。昔のスケッチブックから水彩写生を油彩にしはじめました。キャンバスも相当古いキャンバスで、なかなか味がある。で、このキャンバス地を残して仕上げてみてくださいとオーダー。さてどうなるか?お楽しみです。
 寒さの峠は過ぎたようですが、なおインフルエンザが猛威を振るってます。しっかり養生してくださいませ! がんばんべ!!!


※ブログランキングに参加しています。
下記のいずれかのボタンをクリックいただければ幸いです。

にほんブログ村 美術ブログ デッサン・スケッチへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 美術教室・学習へ
にほんブログ村

東京恵比寿の絵画教室アトリエサガンの公式サイト
| サカイトシノリ | 18:02 | comments(0) | - | pookmark |

Calendar

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< April 2018 >>

Profile

Search

Entry

Comment

Archives

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode